デザイン刷新の方向性
誌面デザインはどう変えるべきか
生産管理・品質管理に用いられるPDCAサイクルをご存じでしょうか。計画(Plan)→実行(Do)→評価(Check)→改善(Act)の一連の流れはカタログ制作でも有効です。まず、現状のカタログにどんな問題があり、どう修正するかの分析から始めましょう。
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1現状のデザインの分析
分析する際に最も重視すべきなのは、使用頻度の高い営業の方々の意見です。また、問題点の多くは「わかりにくさ」にあります。商品写真は見やすいか、スペック欄は読み取りやすいか、文章表現が難しくないかなどのポイントを洗い出していきます。
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2方向性の決定
[カタログの目的設定]で想定したターゲットへ向け、どんなメッセージを伝えるか、そのメッセージをどうわかりやすく伝えるかを決めます。ここで注意したいのが、要素の詰め込み過ぎと内容の変え過ぎ。別の製品に見えるほど一新するのは高リスクとなります。
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3刷新後の評価
この工程は非常に重要です。ベストを尽くして刷新したデザインでも、新たな課題が必ず見えてきます。満足のいく出来だったとしても慢心せず、冷静に評価・分析をし、次回のデザイン刷新に備えましょう。また、流行や時代性などもリサーチし、次回のデザイン刷新に活かしましょう。